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第18話『灼熱のアッザム・リーダー』 機動戦士ガンダム全話レビュー


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ホワイトベースを脱走したアムロは廃墟と化した市街地にガンダムを横たわらせ、隠れていました。といっても、ガンダムの足跡はそのままですし、一部だけシートをかぶせているだけで上からは丸見えですし、あまりうまく隠れられていない気はします。

突然、空から轟音を上げて何かが飛んできました。ドラクエのスライムのような形をした大きな飛行物体。ジオンのキシリア・ザビ少将とマ・クベ大佐が乗るモビルアーマー「アッザム」がアムロの頭上にやってきたのでした。ちゃんと索敵していれば金属反応などでガンダムが無防備に横たわっていることに気づいたはずですが、迂闊なのでそのまま気づかず通り過ぎていきます。

ホワイトベースのブリッジでは脱走したアムロの処遇について話し合いが行われていました。軍規では脱走者はもれなく死刑になるのですが、今のホワイトベースは正規軍ではないですし、そこまで厳しくはならなさそうです。ただ、何らかの厳しい罰は免れないとは思いますが。翌日、ミライやリュウにも悪いようにはしないと説得され、フラウ・ボゥがバギーに乗ってアムロを探しにいくことになりました。

フラウ・ボゥはガンダムの足跡を辿って、いとも簡単にガンダムを見つけることができました。全然隠れられてないです。フラウ・ボゥはアムロに戻るように説得しますが、アムロはまだふてくされているので聞く耳を持ちません。フラウ・ボゥにも「帰れ」と取り付く島がありません。無闇にガンダムを起動させ、また逃げるつもりです。こんな逃亡の仕方、目立ってしょうがありません。

ガンダムは金属反応をキャッチ。偶然にも鉱山基地を見つけます。さらに、そこの管制塔のような場所でキシリアとマ・クベが会話しているのですが、ガンダムの顔の側面(人間で言う耳の辺り)からマイクを出し、盗聴できてしまいます。見る限り何百メートルも、ヘタすると1キロ以上離れているのにクリアな音質。2人は建物の中にいるというのにこの音質。さすがガンダム、すごい性能です。

マ・クベ「トンあたり2グラム。予想通り良質のソリウム鉱床です。あと五つもこの程度の鉱床を掘り当てれば我が軍は・・・」
キシリア「ソリウムには限りません。連邦には貴重な資源を1グラムたりとも渡してはならないのです。それがこの戦いを勝利に導き、ひいてはその後の支配の確立にもつながるわけだ」
マ・クベ「心得ております」

RX-78-2 GUNDAM

アムロ「やっぱりジオンの採掘基地だ。とうとう見つけたぞ!」

この鉱山にはソリウム鉱床があるのだそうです(ソリウムは架空の金属です) この会話を聞いたアムロはがぜんやる気になります。フラウ・ボゥにホワイトベースに連絡するため戻るように指示します。

フラウ「アムロは?」
アムロ「僕はここに残って偵察を続ける」
フラウ「わかったわ」

フラウ・ボゥはバギーでホワイトベースに向かいます。偵察をすると言っていたアムロでしたが・・・。

アムロ「これだな、レビル将軍がオデッサ・デイで叩こうというジオン軍の鉱山って。ザクは一機も置いてないようだな。これならできる。ガンダムでここを潰せば連邦軍の軍隊が動かなくってすむ。もうブライトさんにもミライさんにも口を出させるもんか」

偵察をやめて、ガンダム1機で攻撃をしかけるようです。この軽率さは1話のジーンを思い出させますね。いきなりのガンダムの奇襲に焦るマ・クベ。基地には砲台やマゼラアタック程度しか配備されていないようで、確かにガンダム1機でもなんとかなっちゃう戦力しかありません。

キシリア「マ・クベ、モビルスーツを前もって発見できなかった失敗、許しがたい」
マ・クベ「・・・キシリア様」

そもそもお忍びとはいえ、自分の上官、少将閣下がお見えになるというのに全くといっていいほど警戒してないんだもんなあ。迂闊にもほどがあります。

キシリア「アッザムの性能テストにはよい機会です。お前がやってみせよ」
マ・クベ「は、キシリア様、必ず」
キシリア「直接連邦軍のモビルスーツを目にするのも、今後の作戦には役に立とう」

まあ、失敗の責任を取らせる意味で仕方ないとはいえ大佐自身に出撃させるとはキシリア閣下もなかなか厳しいです。アッザム発進。冒頭出てきた巨大なスライムのような兵器です。

キシリア「ガルマからのデータより性能は遙かにいいらしいな。マ・クベ、用心してかかれ」
マ・クベ「はっ!」

アッザム

オマエも乗ってるんかーい!(笑) マ・クベ大佐が操縦、キシリア少将が助手席。見る限り部下はなし。超VIPな2人で出撃なんて、部下たちの士気もうなぎ上りでしょう。なんにせよ、キシリア様の積極性には脱帽するしかありません。

マ・クベ「ハハハ、上を取ったぞ! リーダー発射!」

ガンダムの頭上をとったアッザムはカプセルを投下。ガンダムはバルカン砲でこれを破壊しますが、中から大量の謎の粉が降り注ぎます。これ攻撃しないでシカトしてたらどうなってたんだろう? まあ、なんにせよガンダムがまんまと攻撃してくれたので、ガンダムは謎の粉まみれになってしまいました。間髪いれずにアッザムからリーダーというユニットを放出。リーダーからは数十本のワイヤーが射出され、ガンダムをまるで鳥かごのように囲ってしまいました。

その、アッザム・リーダーで作られた鳥かごのようなものに電流が流されます。

アムロ「うわあああっ! 表面温度4000度。さっきの砂みたいなやつのせいか!?」
ガンダム「パイロット及び回路保護の為、全エネルギーの98パーセントを放出中」

謎の粉が謎の効果を発揮し、ガンダムは動けなくなってしまったのでした。というか、ガンダムがしゃべってるー!(笑) キテレツ大百科の「はじめてのチュウ」みたいな変な声でしゃべってるー!

アムロ「98パーセント? それじゃあ動けない!」

キシリア「放熱磁場が弱ってきたようです、早くとどめを」
マ・クベ「了解しました」
ガンダム「攻撃エネルギー低下」
アムロ「動けるな?」

ガンダムが変な声で相手の攻撃エネルギーが低下したことを伝えてくれました。アッザムからの攻撃を間一髪で避けられました。ガンダムがまだ動けることに驚くマ・クベ。ガンダムはビーム・ジャベリンでアッザムに取り付きました。振り落とそうとするマ・クベでしたがガンダムはしがみついています。

キシリア「これまでのようですね。機密保持の為、基地を爆破しなさい」

今まさにガンダムに張り付かれていて大ピンチのはずなのに、なぜかキシリアは基地の爆破を命じます。

マ・クベ「は、しかし、あそこにはまだ兵士どもがおりますが」
キシリア 「構いません。なによりも国家機密が優先します」
マ・クベ「は、承知いたしました」

基地大爆発。

アムロ「あっ! き、基地が、爆破? あっ!」

基地の爆発に気をとられ、ガンダムはアッザムに振り落とされてしまいました。機密保持以前に、ガンダムの気をそらすためだけに爆破したとしか思えませんが・・・。これ、気をとられなかったらキシリアたちは基地も失い、自分たちも倒されるところでしたよ。すごい賭けでした。

アムロ「やった、やったんだ。フフッ、連邦軍が全力で潰そうっていうジオンの基地をやったんだ・・・」

キシリアたちにはまんまと逃げられてしまいましたが、アムロは大きな戦果にご満悦です。アムロは基地に戻り、何かいい情報がないか探します。

アムロ「ここも駄目か。情報回路は見事なくらいみんな破壊してくれた」

あの大爆発で原型をとどめているというのもすごいですが、まあ、データ類は電子的に徹底的に破壊されてしまったようです。アムロは焦げかかっている書類をみつけ、手にしました。

アムロ「あちち。・・・第102採掘基地。第102採掘基地だって? 僕がやったのはたくさんある採掘基地のひとつだったっていうことなのか。レビル将軍が叩こうとしてるのはこんな鉱山じゃないのか? もっとすごい鉱山の事なのか!? ちくしょう!」

まあ、いくらガンダムの性能がいいからといっても、この警備の薄さなどから少しは想像つくと思うんですが、アムロは天才なんだかバカなんだかさっぱりわかりませんね。どっちかというとバカっぽいと思ってしまいますが。

ホワイトベースが破壊された鉱山基地上空へさしかかります。アムロが独断で攻撃をしかけたことでジオンのガードが固くなってしまったことに憂う一行。アムロの勝手な行動が、ますますみんなに迷惑をかけてしまう結果になってしまったのでした。

つづく。

映画版ではバッサリとカットされたアムロ脱走中の身勝手な戦闘でした。それにしても、アムロもですが、キシリアもマ・クベもみんな迂闊としか言いようがありませんね(笑) 双方とももうちょっとなんとかならなかったんでしょうか?(笑)

機動戦士ガンダム 第18話『灼熱のアッザム・リーダー』 1979/08/04放送



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