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第17話『アムロ脱走』 機動戦士ガンダム全話レビュー


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アムロがホワイトベースのブリッジで「戦闘シュミレーション」を熱心に作っています。そういえば前回、セイラさんも「シュミレーション」とか言ってましたね。さすが民間人。趣味でガンダム。うらやましいです。全然関係ないけどコミニュケーションとか大事ですよね。

アムロは前回捕虜にしたコズンが操縦していたザクから取ったデータから、ランバ・ラルのグフの性能をシミュレートしているのでした。

ブライトは捕虜となったコズンを尋問しています。ブライトは何とかしてマ・クベの鉱山について聞きだしたいのですが、当然ながらコズンは口を割ろうとしません。まあ、これまでの経緯からするとランバ・ラル隊のコズンとしてもマ・クベの実態についてはあまり知らなさそうですけどね。

さて。唐突にミライさんのお色気シーンです(笑) バスルームからキッカが叫びながら出てきます。水道の蛇口が取れてしまったようで、シンクから水があふれてしまっているのでした。脱衣所をアムロが覗き込んだらミライさんのブラジャーが顔に当たるわ、挙句の果てにはミライさんのおっぱい拝めるわで・・・このシーン、一体何の意味があるんだろう?(笑) まあ、サービスってことで(苦笑) とにかく蛇口を探し出して付け直して水止めて、アムロはクールに去るぜ。

ランバ・ラル

さて。ランバ・ラル隊にザクが1機補充されました。かなり使い込まれていて心配するラル大尉ではありますが、ちゃんと整備はされているようです。でもまあ、露骨に充分な補充が受けられないのでハモンさんは何となく不機嫌です。

ハモン「あなた。今後の作戦、どういうおつもりで受けたのです?」
ラル「不服なのか?」
ハモン「いえ・・・」

やっぱりどことなく不服そうです(笑)

ラル「お前の言う通り、今度の作戦はザビ家の個人的な恨みから出てはいる。しかしだ、この戦いで木馬を沈めてガルマ様の仇を討ってみろ。わしは二階級特進だ。わしの出世は部下達の生活の安定につながる

いやあ、相変わらず部下思いのいい上司ですよね。ヒゲも素敵だし。僕の「理想の上司」ランキング、心のベスト10第1位はランバ・ラルだったーって感じです(懐)

一方、ホワイトベースではようやく尋問から解放されたコズン少尉が独房に戻されます。

コズン「素人どもめ。ろくな身体検査もしないで・・・」

奥歯から何やら取り出しました。プラスチック爆弾のようです。しかもパンツのヒモが起爆コードになっているのでした。さすがゲリラ戦が得意なランバ・ラル隊の一員です。独房の鍵を爆破、余裕で脱走するのでした。余裕ついでにセイラの独房の前に立ち寄り、話しかけます。

コズン「お前、ジオンの人間だな? 一緒に逃げるんなら連れてってやってもいいんだぞ」
セイラ「勘違いなさってるようね。脱走するのなら人を呼びますよ」
コズン「なに!?」
セイラ「誰か! 捕虜が逃げます、誰か!」
コズン「こ、こいつ!」

コズン、ピンチ! 余裕で逃げられるはずが大騒ぎになってしまいました。

一方、ホワイトベースは偶然にもマ・クベの前線基地に近づいてしまったようで、ミサイル攻撃を受け、戦闘開始です。ブライトはガンダムの出撃を命じます。

ブライト「アムロ、ガンダムを発進させろ」
アムロ「了解。アムロ、発進します。空中換装もあり得ます。ブライトさん、ガンペリーの方を用意しといてください」
ブライト「了解・・・空中換装? アムロ、どういう事だ?」

ハヤト「アムロ、本当にいいのかい? ブライトさんにしかられるぞ」
アムロ「大丈夫、ブライトさんを説得する自信はある。発進するぞ、いいな?」

アムロは命令を受けたガンダムではなく、ハヤトとガンタンクで出撃してしまいました。脈絡がなさ過ぎてさすがに意味がわかりませんが。ハヤトもアムロに言われるがままです。そもそも、アムロのガンダムと、リュウ・ハヤトでガンタンクの2機を出撃させれば効果的だろうに、アムロがガンタンクで出るメリットを感じません。

場所は変わって、逃走中のコズンは第二通信室でギャロップと連絡を取ります。

コズン『ムスタング2、ムスタング2、こちらコズン。木馬より発信』
クランプ「コズンから入電です」
ラル「なに? コズンからだと?」
コズン『ガンダム、ガンタンク、ガンキャノンの3つのタイプが存在する。木馬にはこいつが各1機ずつしかない。戦闘機の存在は不明だが・・・』

ようやく無人のはずの第二通信室が使われていることがわかり、ブライトはマスタ回線を遮断させます。コズンもこれ以上情報を伝えることはできなくなりました。

しかし、なんでコズンが「ガンダム」などの名前を知っていたんでしょう? いくら捕虜になったといっても、さすがに自分からは知るすべはないはずなのですが。要するに、ブライトたちはコズンを尋問するどころか、自分たちのモビルスーツの名前や、1機ずつしかないことをコズンにペラペラと教えてしまっていたようですね。機密情報を捕虜にしゃべるなんて。一体何を考えているんでしょうか(笑)

さて。出撃したアムロとハヤトはガンタンクで敵基地を攻撃しています。

アムロ「この程度の地上基地ならこのガンタンクの機動力と火力で充分に対抗できる。用兵の問題はまだブライトさんにはわかりはしない。なんでもかんでもガンダムで戦わせればいいってものじゃない」

民間人で、まだ15歳のクセにわかったようなことを言ってますが、まあ、確かにブライトの戦略はガンダムに偏っているところもありますしね。アムロも不満に思うところではあるんでしょう。でも、ガンタンクでの出撃はまぎれもなく命令違反なんですけどね。

ところで、ガンタンクからの攻撃を受けている鉱山基地では士官が焦っているようです。

ジオン少尉「ええい、どういうつもりだ。戦略的にたいした意味のないこんな鉱山をむきに攻撃してくるとは!」

あんたが先にミサイル攻撃仕掛けたからでは?

ジオン兵「少尉。ランバ・ラルのギャロップが応援してくれるそうです」
ジオン少尉「ランバ・ラル? おお、ガルマの仇討ち隊か。という事は、ここを攻撃してくるのはあの噂の木馬なのか?」

相手がどんな感じかも確認しないでミサイル発射したのかよ。というか、「ランバ・ラルのギャロップ」とか「ガルマの仇討ち隊」とかこいつら少尉やその部下の分際で、いくら直系の上司でないとはいえ、自国のお偉いさんたちに向って失礼極まりないですね。ランバ・ラルは大尉だし、ガルマは戦死時は大佐でしたし。ガルマの殉死後の階級については劇中では語られていないと思いますが、定番パターンだと二階級特進ってことで中将にでもなってるんじゃないですかね。

とにかくマ・クベのドップ隊とさらにランバ・ラル隊が鉱山基地の援軍として合流、好調だったガンタンクは一転ピンチにさらされます。ドップの攻撃に翻弄されてしまいます。ガンタンクではドップのように動き回る敵にはあまり効果がありません。カイのガンキャノンも援護を開始しますが、同時にジオン側もランバ・ラルのグフが出撃、モビルスーツ戦となり、さらにガンタンクには向いていない状況に。アムロのガンタンク作戦は裏目に出てしまいました。結局ガンタンクをひっこめて、ガンダムに換装することになりました。

ガンダムV作戦セット

ホワイトベース逃走中のコズンは、エアロックに逃げ込み、内側から鍵をかけます。セイラが銃で鍵を壊そうとしますが、エアロック室は頑丈に作られているため、びくともしません。コズンはエアロック内に装備されているジェットパックを背負ってホワイトベースからの脱出を図ります。

ハッチを開け、いよいよコズンの脱出準備が完了した時、オムルが持ってきたバズーカ砲でエアロックのドアを吹き飛ばしました。コズンは爆風で飛ばされ、還らぬ人となりました。

オムル「セ、セイラさん・・・」
セイラ「気にする事はないわ。私達だっていつああなるか・・・」

そうこうしているうちにガンダムの換装が終わりました。アムロ再出撃です。ちょうどカイのガンキャノンの右腕がグフのヒートロッドに巻かれ、電撃攻撃を食らってしまっています。

カイ「ああっ! ば、爆発しちまう!」

ガンダムのビームライフルがガンキャノンの右腕を打ち抜き、間一髪でカイを救います。ガンダムはグフに攻撃を仕掛けますが、冒頭の戦闘シュミレーションでの検討もむなしく通用しません。

アムロ「だ、駄目だ! コンピュータのパターンだけでは追いつかない。データが甘いのか?」

ザクとは違うからなあ、ザクとは。苦戦するガンダムをホワイトベースが援護射撃、グフに集中砲火を浴びせます。グフは爆風で吹き飛ばされ、そのショックで関節を痛め故障してしまいます。グフは戦わずして撤退を余儀なくされてしまいました。

ホワイトベースに戻ったアムロはブライトにお説教を食らいます。

ブライト「私はガンダムで出動しろと言ったはずだ。敵に力がなかったからいいようなものの」
アムロ「要塞攻撃にはガンタンクが適していたのは間違いありません」
ブライト「しかし、ギャロップが来たな?」

執拗にガンタンクにこだわるアムロ。ただ、今回はどう贔屓目に見てもブライトの言い分が正しいですし、アムロは終始敵基地への攻撃にのみこだわっていて全体が全く見えていなかったのが明らかですね。身勝手なアムロにブライトもそろそろ我慢の限界のようです。

アムロ「完全に失敗か。ザクもグフも操縦者とか環境でまるっきり動きが違っちゃうってことか」

アムロは格納庫のコンピュータでシュミレーションの続きに没頭していましたが、戦闘の疲れもあってか睡魔に襲われそのまま眠ってしまいました。

そこへブライトとミライがやってきました。2人ともアムロがいることには気づいていません。

ブライト「リュウにガンダムを任せてた方がいいと思うな」
ミライ「ブライトは決めたんでしょ、アムロをガンダムから降ろすって」
ブライト「ああ。我々は一人の成長を待ってるほどのんびりはしてられないんだからな」

ブライトはアムロをガンダムから降ろす考えのようです。まあ、確かにアムロは自意識過剰で勝手な行動とることが多いので扱いにくいので主戦力であるガンダムを任せるのは不安があるのでしょうが、これまでの実績からするとアムロは充分結果を出していますし、個人的にはリュウだけはやめといた方がいいと思うなあ・・・。無線切ってることに気付かなかったり、コアファイターに乗っているのにルッグン1機に苦戦したり・・・いいとこなしですよ、アイツ。

ブライト「ミライ、賛成してもらいたいな」
ミライ「・・・アムロ!?」

アムロが途中から2人の会話を聞いてしまっていたようです。アムロはショックのあまり、その場から無言で駆け出しました。心配して後を追おうとするミライでしたが、ブライトが制します。

ブライト「やめたまえ。かえってくどくど説明する手間が省けたというものだ」
ミライ「そうかしら?」

アムロは私服で自室から出てきました。それを見たフラウ・ボゥが声をかけます。

フラウ「ア、アムロ。どこ行くの?」
アムロ「ホワイトベースを降りるんだ。元気でな。ブライトさんとミライさんが僕は不必要だって言うんだ。だから、船を降りるんだよ」
フラウ「ちょ、ちょっと」
アムロ「止めるな!」

アムロ、マジギレです。しかも単にホワイトベースを降りるというわけではなく、よりによってガンダムに乗って出ていってしまったのでした。

つづく。

アムロの身勝手さが際立つ1話です(笑) まさに「ムシャクシャしてやった」という感じでしょうか。それにしてもガンダム持ち出しちゃうなんて最悪ですね。ホワイトベース最大のピンチといってもいいんじゃないでしょうか。

機動戦士ガンダム 第17話『アムロ脱走』 1979/07/28放送



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